こんにちは!2人の男の子を育てるママ、えっちゃんです!
えっちゃんとルームメイトのわん太でーす!
小学校でのプログラミング教育が始まりましたね!
我が子は現在小学2年生で、ついにプログラミング教育が始まったな…というより、
母「ねぇねぇ、学校でプログラミングってもう習ってるの?」
息子「プログラミング?マイクラなら授業でやってるよー!」
母「まじか!(知らんかった)」
という感じで、プログラミング教育が始まっていることを突然知りました^^;
そんな風に急に知ったものだから、プログラミング教育って何してるのか、親としてどうプログラミング教育に関わっていけばいいのか、まったく分からない。。。
また、文系の私が家で「分からない」と言われたときにサポートできるのか、どうフォローすればいいのかなど、疑問と不安だらけ。そんなわけで、小学校のプログラミング教育について調べてみることにしました!
私と同じように「子どものプログラミング教育とどう関わればいいのか分からない」という親御さんは多いと思います。
文系出身の目線で、噛み砕いてできるだけ簡単にプログラミング教育について考えていくので、「プログラミング教育」という言葉に苦手意識のある方にこそ読んでいただけると嬉しいです♪
この記事はこんな方におすすめ
- 「プログラミング教育」っていっても何をしているのかわからない
- 親がいますぐできることを知りたい
- プログラミングという言葉がなんだかむずかしそうで抵抗がある
- コンピューターは苦手だけど子どものためになにができるのか知りたい
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そもそもプログラミングとは?
「プログラミング」ということばをなんとなく聞いたことはあっても、イマイチなんなのか分からない、そんな親御さんも多いと思います。
私もそうでした!
ここでは簡単に「プログラミング」ってどういうものかを説明しますね!
そもそも「プログラミング」とは、意図した通りに動かすためにコンピューターがわかることばで指示書を作ることを言います。
たとえば、冷蔵庫が30秒以上開きっぱなしだったら音を鳴らしてほしい、というときに
「おーい、冷蔵庫くん、30秒以上空いてたらいい音で知らせてほしいんだよね〜!」
と呼びかけても、残念ながら冷蔵庫くんは分かってくれません。
そのように動いてもらうには、冷蔵庫のコンピューターがわかることば(プログラミング言語といいます)で指示をしなくてはいけません。その指示書のことをプログラムといい、指示書を作ることをプログラミングといいます。
そしてプログラミングを行う人のことをプログラマーといい、Webサイトを作ったりゲームを作ったり家電製品の開発を行ったり、コンピューターを扱うさまざまな分野で活躍をしています。
プログラミング教育=プログラミングを教える、ではない
「プログラミング教育」と聞くと、プログラミングを教えているの?うちの子もプログラマーになれるの?と思ってしまいますよね。
結論から言うと、小学校のプログラミング教育ではプログラミング自体ではなく「プログラミング的思考」を教えています。
プログラミングとプログラミング的思考の違いは、プログラムの書き方を教えているのか、それとも考え方を教えているのかという点です。
例えると体操教室で逆上がりのやり方を集中的に学ぶのか、それともいろんな器械体操を通して身体の使い方を学ぶのか、といった違いです。
つまり、プログラミング的思考を学ぶというのは、プログラミングを行うときの考え方を通して他のことにも応用できるような力を学ぶということなのです。考え方を学ぶには必ずしもパソコンで実際にプログラマーのようにコードを書く必要はありません。特に小学校低学年では身近な国語や算数、社会といった教科でプログラミング的思考を取り入れているそうです。
プログラミング的思考?
コンピューターになりきったつもりで「モウ タベラレマセン」って考えるのカ?
う〜ん、ちょっとだけ違うかなぁ〜笑
(どんなシチュエーションなのか気になる…)
プログラミング的思考については、このあと解説していきますね!
「プログラミング的思考」って具体的にはどういうものなの?
小学校ではプログラミング自体を教えるのではなく、「プログラミング的思考」という考え方を教えることを目的にしているというのは分かりましたが、「プログラミング的思考」って具体的にどんな思考なのでしょう?
プログラミング的思考とは?
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、 より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力。
なんだか難しい表現でイマイチ分かりづらいゾ。。。
もう少し具体的で身近な例で考えてみよう!
たとえば、「新潟県産のお米を最短で美味しく炊くにはどうしたらいいのか?」を考えるのはプログラミング的思考です!
「お米を炊く」ために必要な行動を細かく書き出してみると、こんな感じでたくさんの手順に分かれています。
まずはお米を炊くためにどんな行動が必要なのかを考えて、書き出してみる。次に、これらの行動をどのような手順で行えばお米がおいしく炊けるのか、組み合わせてみます。さらに、これらの手順を効率よく行う方法はないかを考える。私たちがほぼ毎日やっているこの過程はまさにプログラミング的思考です。
なるほど!それってつまり、論理的思考ってやつだナ?
わん太よく知ってるねぇ!「プログラミング的思考」は「論理的思考」の中の1つなんだよ♪
この2つには、少しだけ違う部分があるの!
「プログラミング的思考」と「論理的思考」。お米を炊く動作を細かく分解するところまでは同じなんですが、「プログラミング的思考」ではさらにそれを効率よく行うという視点が加わります。
効率的に行うには、お釜で米を洗うといいかなとか(お釜が傷ついちゃうので推奨しませんが笑)強火の時間を長くして弱火の時間をもっと少なくしようかなとか、いろんな工夫が考えられますね。このような考え方がプログラミング的思考です。
料理にたとえると、ちょっと身近に感じませんか?
私たち親世代も実は日ごろからプログラミング的思考を使っているんですね!
プログラミング的思考を身につけることは、子どもたちが将来自分の夢のために努力をするときにも、お金を貯めるときにも、ゲームをクリアするときにも役立ちそう!
↓プログラミング的思考をもっと知りたい方はこちらもおすすめ!
実際に学校の授業では誰がどんなふうに教えているの?
小学校のプログラミング教育では具体的な運用は各学校の裁量に任されているので、学校の中で専任の先生を決めている学校や担任の先生が行う学校などさまざまなようです。
我が子が通う小学校では生徒一人一人にタブレットが配られ、そのタブレットを用いて担任の先生が主に指導し、ICT支援員がサポートに入っています。ICT支援員はパソコンやタブレットなどの機器に詳しい専門のスタッフですが、「教える」という分野のプロではないので、プログラミング教育の指導自体は先生方がされるんですね。
プログラミング教育は、国語や算数のように成績がつく「科目」ではなく今ある科目のなかで扱われ、決まったカリキュラムがあるわけではないので各小学校によって差がありそうです。
学校に任せっきり、というのは難しいのかもね!
現場の先生方の混乱も話題になってたよナ〜
プログラミング教育のねらいと、これからの時代に必要なワケ
どうして小学校でプログラミング教育が必修化されたのでしょうか?
プログラミング教育を小学校で行うねらいとして、文部科学省は3つ挙げています。
- プログラミング的思考を身につけて、目標達成や問題解決する方法を考える力を養うため
- 身近なところにコンピュータが活用されていることに気づき、上手に活用していく力を養うため
- 各教科の中でプログラミング教育を取り入れることで各教科の学びをより深めるため
具体的に、1つずつみていきましょう!
1.プログラミング的思考を身につけて、目標達成や問題解決する方法を考える力を養うため
プログラミング的思考を身につけると、目標や課題に対して「どうすれば達成or解決できるのか?」をひとつひとつの行動に分けて実行していくことができます。
課題に対して、まずは自分でうまくいく方法を考え実行してみる。失敗しても、改善する方法を考えられる。その後もっと効率的にするためにはどうしたらいいだろう?とより良くできる。
その力はこれから子どもたちが困難にぶち当たったときや、達成したい目標ができたときなどさまざまな場面で生かされるでしょう。
失敗しても何度も立ち上がる魂、ワンタフル〜!!!
(わん太なだけにナ)
2.身近なところにコンピュータが活用されていることに気づき、上手に活用していく力を養うため
現代はコンピューターで動いていないものを探すほうが難しいほど、色々なところにコンピューター技術が使われています。私たち親世代が生まれた頃よりもはるかに、子どもたちは生まれたときからコンピューター技術があるのが当たり前ですよね。
今触っているスマートフォンや電車に乗るときに使うICカードなど、身の回りにコンピューター技術が使われていることにまずは気づくことが重要です。
さらに、いまの子どもたちが大人になるころにはさらにデジタル化が進んでいると考えられるので、上手く活用できるかも大切になってきます。
そうだよね!パソコン苦手で…では済まない時代よね…
3.各教科の中でプログラミング教育を取り入れることで各教科の学びをより深めるため
小学校のプログラミング教育では、「プログラミング」という授業を行うのではなく国語や算数、理科など今すでに行なっている教科の中でプログラミング的思考を使った学習をします。
たとえば、算数ではプログラミングで正三角形を書くにはどう指示したらいいのか?という学習を通して、正三角形がどう成り立っているのかという理解を深める狙いがあるようです。
他にも、電気の人感センサーを使って電気を効率よく使う学習や、自動販売機のしくみに気づく学習など、子どもたちの身近にあるものでプログラミング的思考を学んでいきます。
身近なものだと興味が湧くし、どうなっているんだろう?ってしくみを想像するのもおもしろそうだよね! 自動販売機ってどうして自動でジュースが出てくるの?ってこの前息子に聞かれたところだよ〜!
ぼくはセブンティーンアイスが無限に出てくるようにプログラミングしたいゾ!
プログラミング教育を受けていない私たち親がどう関わればいい?
私たち親世代はプログラミング教育をうけていないので、子どもたちにどんな声かけをしたらいいのか戸惑いますよね。
国語や算数であれば家で宿題をみてわからないところは教えることができますが、プログラミングは「ママに聞かれても分からない…」となってしまいそうです。
では、どう関わっていけばいいのでしょうか。
私たち親が子どものためにできることは、体験する場を用意して見守ってあげることです。
たとえばプログラミングをかんたんに体験できる無料のソフトをダウンロードしてみたり、プログラミング教室の体験に行ってみたり、無料でできることから始めるのがおすすめ。プログラミング教室の体験やパソコンのソフトだと気軽にできないという場合には、プログラミング的思考が身に付くテーブルゲームという手もあります。
入学前からプログラミング的思考が身に付くおもちゃはこちら!
まずはプログラミングに対する敷居を下げることから始めましょう^^
また、学校でのプログラミング教育が始まっているのなら、「どんなことをしたの?」「へぇ〜、ママにも教えて」など、興味をもってあげるだけで子どものやる気がどんどん育ちますよ!
私たち親がかならずしもプログラミングのことを分かっていたり教えたりできなくても、大丈夫!
【我が家のスタンス】まずは私がプログラミング教育に興味をもつことから
我が家の息子は現在小学2年生で、学校ではタブレットを用いてプログラミング教育がはじまっているそうです。マインクラフトというレゴの電子版みたいなゲームが好きで、コードを書いてレーザーのようなものを作ったり、あっという間に建造物を建てたりしているYouTubeを見て、プログラミングに興味をもちはじめました!
私はWebデザイナーというWebサイトをデザインする仕事をしていますが、プログラミングはまったくできません。なのでパソコンはいじっていますが、「お母さん、レーザー銃を作りたいから調べてー!」っていわれても、検索結果にでてくる英語の羅列に絶望してます。笑
プログラミング教育も、なんとなく賢い子が育ちそうだなー、なんていうふわっとしたイメージしかありませんでした。
今回プログラミング教育についていろいろと調べてみて、親がプログラミングのことを分からなくても興味をもつことが大事ということが分かったので、まずは息子がどんな風にプログラミングを学んでいるのか尋ねてみたり、プログラミング的思考が身に付くゲームなどを探してみようと思っています。
もちろん、プログラミング教室の無料体験に行ってみたり、無料のパソコンソフトをダウンロードしてみたりっていうのもいいんですが、よくわからないことって不安が多いじゃないですか。
なので私はまずは家でできることから始めてみようと思います!
この記事を読んでくださっている方で、私のように「まずはちょっとプログラミング教育について知ってみようかな」という方にはこの本をおすすめします♪
\プログラミング教育を知る第一歩におすすめ/
プログラミング教育とはなにか、家庭で遊びながら学べるもの、なぜプログラミング教育が必要なのかなど、私たち親世代が最初に知りたいことがイラスト多めの解説でとても分かりやすくまとまっています。
これから子どもたちが学んでいくことのイメージがつきますよ。
保育士さんや小学校の先生にもおすすめだゾ!
まとめ|プログラミングに触れたことがない親でも大丈夫!子どもと一緒に興味を持ってみよう
iPhoneを作ったことで有名なスティーブ・ジョブスはこのように言っています。
全員コンピュータのプログラミングを学ぶべきだと思う。なぜなら、コンピュータ言語を学ぶことで、考え方を学ぶことが出来るからだ。
プログラマーになれ、ということではなく考え方を学ぶべきだと。
小学校のプログラミング教育も、プログラミングができるようになる(コードが書けるようになる)ことを目的としているのではなく、身の回りのコンピュータ技術に気づき関心をもつことや、効率的で論理的な考え方を学ぶことを目的としています。
そのために私たち親ができることは、これから子どもたちが学ぶプログラミング教育にたいして興味をもつことや、子どもたちが学んできたことにたいして関心をもつこと、プログラミング的思考が身に付くいろんな経験をさせてあげることです。一緒にゲームを楽しんだり、一緒に考えたり。子どもたちだけが勝手に学ぶのではなく、私たちが一緒に学ぶことでより一層前向きに学べそうですね!
私も「プログラミングなんてやったことないから…」と気負わず、どんなことがプログラミング的思考になるのだろう?と理解を少しずつ深めていこうと思っています。
将来的には、子どもと一緒にマインクラフトでおもしろい世界を作ってみたいなぁ!
ぼくはアイスクリーム王国をつくるゾー!ワンタフル!