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【起業4年目ママ】ゼロスタートから3年で会社員時代の給料を超えたけど忙しさで心が折れた話。

えっちゃん

はじめまして!2人の男の子を育てながらWebデザイナーとして働くえっちゃんです!

早いことに、もう起業して4年目になります。

デザインのデの字も知らないただの主婦から、ココナラで一年半ほど修行を積んでデザイナーとしてデビューしました。

私は芸術大学もデザイン会社も出ていないのでスキルも経験も不足していて、その分どうにか挽回をしようとがむしゃらで必死の最初の3年間をすごしたのですが

この記事では私がデザイナーとしてお仕事をスタートしてから、一人ブラック企業に陥って心が折れた話を備忘録として綴っていきます。起業ってそういうこともあるんだなぁと見ていただけると嬉しいです。

えっちゃん

心折れる3年目までの軌跡も綴っていて長いので、どうぞ目次から興味のあるところだけ見ていってね!

グラフィックデザイナーとしてスタートし、すぐに売り上げが頭打ちした1年目

えっちゃん、パソコン得意だったよね?今度教室開きたいから、チラシ作ってくれない?

えっちゃん

作ったことないけど、いいよ〜!

私がデザインを始めたのは次男がまだ1歳のときです。友人からチラシ作りをお願いされたことがきっかけで、ココナラでチラシデザインの募集をして月に3〜4件のチラシを作るというお小遣い稼ぎを始めました。

家で子どもを見ながらだったので細々とチラシ作りを続けること一年半。

次男がようやく入園の年。「働きに行けるぞ〜!」というタイミングであの感染症が流行り始めました。このまま外に働きに出るのは不安だし子どものためにも家でお仕事するのはいいなぁと思い、「ならいっちょ自分でやるか」とグラフィックデザイナーとしてスタートすることに決めました。

実は開業届だけ半年前に出していた

ちょっと話が脱線します。(まだ冒頭なのに笑)

起業◯年って語るとき、きっと開業届を出してからのことを言うことが多いんじゃないかと思うんですが、(もしくは少し軌道に乗ってから開業届けを出すケースが多いかも)私の場合はグラフィックデザイナーとして活動開始する半年前に開業届だけ出していました

なので、今の活動名と開業届に出した名前は少し違っていますし、業務内容も違っています。こんなこともやりたいなー、くらいのことも書いて出しちゃいました。

今のところそれで不都合はないですよ。もし開業届を出すことを迷ってる方がいらっしゃるなら、「こういうことで開業したいな」くらいの段階でも出しちゃっていいと思いますよ。(ちなみにそれで本当に開業しなかったとしても、お咎めはありません^^)

えっちゃん

というわけで私の起業人生は開業届ではなく次男の保育園スタートを元年としています!

集客は「知り合いの紹介」と「インスタグラム」のみ

開業前からココナラでチラシを作っていたんですが、手数料が25%も引かれるのが大きくて(いまはたしか20%になってると思います)インスタグラムを開設しました。

▼私のココナラ体験記はこちらでくわしく書いています♪

あわせて読みたい

インスタグラムは私のポートフォリオ代わりで、

  • ココナラで作った制作物を記載許可もらってインスタグラムに載せる
  • それを友人が必要な人に見せて紹介してくれる

っていう活用の仕方をしていました。

この時作ったインスタグラムアカウントは完全にビジネス用でしたが、友人には積極的にフォローしてもらったことで紹介がつながっていくといういい循環が作れたと思います。

えっちゃん

とはいえ、"ビジネスアカウントは知り合いに見つかりたくない問題"はずっとありますよね〜><

充実してたけど、「あれ?今月売上これだけ?」

そんなこんなインスタグラムと友人の紹介で、一ヶ月に自分ができる仕事の量は十分埋まるほど依頼はいただけたのですが。

振り返ったときに、「あれ?今月売り上げこれだけ?」ってなっちゃったんです。たしか7万円くらいだったと思います。

そのときはまだまだ制作スピードが遅かったので一ヶ月に制作できるのが5件くらい。

売上の公式は

客数×客単価=売上

なので収入を増やすには制作スピードを上げて制作件数を増やすか、単価をアップするかのどちらかしかありません。

でもデザインでやっていくと決めたときにきちんと適正な価格にアップをした直後だったので、このときはもう制作スピードを上げて件数を増やすしかない、という一択状態でした。

制作スピードは簡単に上がるものではありませんよ〜!えっちゃん!

いやぁ、本当にそうなんですよ。制作会社にお勤めの新米デザイナーさんが何年もかけて修行をするように、ほんの数日で実力が上がるもんではないんです。

そう自分に言い聞かせながら、厳しい洗礼を前に焦る気持ちを抑えてコツコツとチラシを作る一年目でした。

ホームページ制作のスキルを身につけ、自己投資しまくる2年目

そんな私にまたもや転機をもたらす友人の登場。

ホームページは作れないの?

えっちゃん

はい、作れます!(今はまだ作れませんが)作らせていただきますとも!

というノリでホームページ制作をすることになった私。ホームページなんて作り方もわからないし、そもそもWebの世界が怖すぎる!なんてところからのスタートでした。

よし、Webデザインスクールに通って単価アップだ!

まず最初にしたことは、「どうすればホームページを作ることができるのか?」を調べるところからです。

それは私にもできるのか?スキルの習得に何年もかかるのか?どうやってできているの?そのあたりの概要が知りたかったのでmentaというサービスでメンターを探して現役のプログラマーさんからお話を伺いました。

メンターとは自分の仕事やキャリアについて指導・助言をしてくれる、一歩先行く相談相手・先輩のような存在のことです。

その結果、どうにも独学では厳しそうだぞということでWebデザインを教えてくれるスクールで体系的に学ぶことにしました

私が通ったWebデザインスクールの当時の受講料は25万円くらいだったと思います。まだ月に7万円しか稼げていなかった私にとっては、3〜4ヶ月相当分の金額…。主人にも相談して一週間くらい悩んでようやく受講を決めました。初めての自己投資でめちゃくちゃドキドキしたんですが、友人のサイトを作るという強い目的があったので一歩踏み出すことができたんだと思います。

えっちゃん

今はたくさんのWebデザインスクールがありますし、Webデザイナーとして個人で活動されている方も多いですね。体験会に参加したり、SNSで自分の理想の働き方をしている先輩デザイナーさんを見つけて、お話を伺ってみるのもいいと思います♪

私が通ったスクールでは、WordPressを使ったホームページ制作を3ヶ月かけて学ぶというコースでした。WordPressのテーマをカスタマイズしてオリジナリティのあるホームページを作れると、単価は20〜30万くらいになります。このスキルアップをすることでパートで働く以上の収入を得られる見込みがたちました

WordPressとは…全世界で使われている、サイトやブログを簡単につくれる仕組みのことです。WordPressのおかげでHTML/CSSやPHPなどのコードを書かなくても簡単にサイトを管理したり記事を書いたりできます

【充実】名刺やチラシを作ったお客様のホームページも担当

ホームページ制作のスキルを習得後は、やはりお客様に提案できる幅が広がりましたね。

以前に名刺をお作りしたお客様からは「待ってました!」と言っていただけたり、「ホームページってデザイン会社に相談しないといけないと思ってたから、必要かどうか含めて気軽に相談できて嬉しい」と言っていただけて、十二分に自己投資した甲斐がありました。

私の場合、ホームページ制作のご依頼は他の制作物をきっかけにいただくことが多かったです。

職業的には名刺やチラシ、パンフレットなどの紙もの販促物を作るデザイナーと、ホームページを作るデザイナーは違います。前者はグラフィックデザイナー、後者はWebデザイナーと呼ばれます。

ですが、お客様がそこを切り分けているかっていうと、そうじゃないんですよね。チラシが作れれば「ホームページもお願いできる?」ってなるし、逆もありますよね。

しかもホームページも作れると、業種によってどんな集客方法がいいのか、またはどんな集約導線がスムーズなのかご提案ができるんですね。

えっちゃん

win-winです!

おっと、なんだか別の話になっていきそうですね。。

そういうわけでホームページ制作を習ったあとは精神的にも収入的にもお仕事がとても充実していきました

合計50万円くらい学びに自己投資する

自己投資をすることに味をしめた私は、その後も自己投資を続けます。

一度25万円の自己投資をしていたので、それ以降10〜15万くらいの投資には抵抗がなくなり、2〜3個同時期にスキルアップのための講座を受講していたと思います。その額、合計50万円くらい。

でも…残念ながら売り上げアップにはつながりませんでした

当たり前の話なんですが、自己投資をしてスキルを上げても、それをサービス化できなければ収益は上がらないんですよね。投資した学びを「そうかー!なるほどーーー!」ってインプットしたはいいものの、アウトプットせずに終わりました。。。

えっちゃん

もったいないことしたな〜…(反省)

仕事を引き受けまくってついに会社員時代の給料を超えた3年目

そんな自己投資の時期を経て、3年目はしっかり稼ぐぞと決意。3年目で扶養を抜けてようやく会社員のころの給料を超えます。

…のですが、、、色々とひずみが出てきました。泣

安いお仕事もとにかく勉強と思って引き受けた

とにかく「勉強!修行!!」みたいな気持ちが強かった私は、すべていい経験と思っていろんなお仕事を引き受けました。

サービスの立ち上げや、お手伝い、不得意なテイストのデザイン、大きな案件、ディレクション…etc.

報酬とか得意不得意とか関係なく、二つ返事で「やりますー!」って。結果的にどのお仕事もすごくいい経験になりましたよ。これは私がやると生産性が悪くなるなーとか、こういうことは前もってクリアにしておかないといけないんだなとか、やってみて初めて分かることがたくさんありました。

えっちゃん

修行の時期は大事、って今でも思ってます!

人に頼ることができなかった結果、キャパオーバーに

そうしてお仕事を引き受けているうちに、気づけば8ヶ月後のお仕事までいっぱいになっていました。とてもとても一人では抱えきれない量になって、完全にキャパオーバー。

でも私はどうしても人に頼ることが苦手で、自分で巻き取ってしまうことが多かったんです。いや頼むことはできたんですけど、もっとこうしてほしい、ここを修正してほしいって言うのがとくに苦手でした。
それを言うくらいなら、巻き取って自分でやる、っていうことを繰り返してどんどん自分の首を絞めていきました。

えっちゃん

今思えば、お相手に対して失礼な話ですよね><

会社員のころの給料は超えたけど、労働時間に見合っていなかった

お仕事がたくさんあるのって、周りから「人気」に見られますし充実しているように見えるんですが、私の場合は収入が労働時間に見合っていませんでした。

実際忙しい時にどれくらい働いていたかというと、こんな感じです。

平日忙しい日のタイムスケジュール(1日13時間働いている)

え、計算したら13時間も働いてたー!

私は睡眠時間を9時間くらいとらないと体調を崩してしまうので、多くの日は夜やるか朝やるかどちらかにしていたのですが、平均しても昼間はほっとんどお仕事していましたね。

土日は両方仕事しなければ間に合わない!ってこともありましたし、どちらか1日は仕事したり、遊びに行く日は朝4時に起きて出かける前に済ますという生活をしていました。

えっちゃん

一人ブラック企業や!

その割に会社員の給料並みの売り上げって、労働時間に見合ってなさすぎて乙(オツ)ですよね。

よいこはマネしないでね★

【反省】心地よい稼ぎ方はできなかったから心が折れた

そのような働き方でしたので、途中会う人会う人に「大丈夫!?」っと心配される時期もありました。

頭の中はいつもお仕事のことでいっぱいで、ちょっと隙間時間があれば次のデザインの参考を探して、大きなデスクトップパソコンをダイニングテーブルに置いて味噌汁作りながら修正して

夕方とか夜ご飯を食べたあととか、ゆっくりしたい時間ってあるじゃないですか。
でもそんな時間にもいつも開いているのはゾゾタウンじゃなくてピンタレストとか参考サイト。

えっちゃん

ゾゾタウンゆっくり見たいな〜。。。

主人との仲もすこしギクシャクしました。
それ、対価見合ってるの?」って何度言われたことか。

そして極めつけは、息子たちに習い事をさせたりお友達と遊んだりさせてあげられなかったこと。下の子を保育園の迎えに行ったあとも仕事しないといけなかったので、習い事に行かせる時間の余裕がありませんでした

私には子どもたちがいて、家事もある。

それなのに、これにはさすがに「なんのために仕事しているんだろう?」という気持ちになりましたね。

ああ、このままではダメだ。私はもしかしたら努力の方向を間違えているのかもしれない

と気づいた瞬間でした。

【経験談まとめ】起業ママはお仕事に100%力を注ぐのではなく、余白が大事

これはあくまで私なりの結論ですが、「子どものために」とか「家族との時間を大事にしたい」という理由から起業を選んだなら、お仕事に100%の力を注ぐのは心と身体のバランスを崩す原因になると思います。

もちろん起業して最初はスキルもつけないといけないし、人脈も作りたいし、SNSもやりたいしでやることがいっぱいです。

でも、ママである私たちがお仕事に使える時間は限られています。男性のように100%仕事に力を注いでがんばって稼いでも、喜ばれるどころかいろんなバランスが崩れていって逆にみんながつらくなることも。

えっちゃん

大切なのは自分にとって心地よいバランス。子どものために自分のやりたい仕事を我慢するのも、その逆も違うと思うんだ。

お仕事で自分が必要とされたり感謝されることはとってもうれしいことですよね!そんなうれしいお仕事をずっと続けていくためにも、起業4年目になってようやく、がむしゃらじゃない働き方にシフトしよう!と思うようになりました。

実際にどんな働き方にシフトしたのか?についてはまたいつか書きますね♪

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