ストウブ鍋ってIHでも使えるのかしら…?

はい、大丈夫!ストウブ鍋はIH(100V,200V)に対応しています!ただ、鍋底が小さいサイズや大きいサイズはIHでは使えないこともあります。
本記事では使えるサイズ使えないサイズと小さなストウブ鍋でもIHで使う方法をお伝えしています。
せっかく買ったのに使えなかった…となる前にしっかりサイズをチェックしておきましょう〜!
この記事でわかること
- IHで使えないストウブ鍋のサイズ
- IHで使えるかどうかチェックするサイズの測り方
- 小さい鍋でもIHで使うためのアイデア
- 何㎝以上のストウブ鍋ならIHで使えるか
ストウブ鍋はIH(100V,200V)で使える

ストウブ鍋はIH(100V,200V)に対応している鋳物ホーロー鍋。
ガス、オーブン、IHといった家庭で使われる熱源にはすべて対応していますよ。
▼公式サイトでもこのように記載されています
滑らかな底面は全ての熱源で使用できます。ガスの直火、オーブンはもちろんIH(100V、200V)にも対応しています。(※電子レンジは使用不可)
ツヴィリングでは、ステンレス製の鍋・フライパンはすべての製品でIHでご使用いただけます。
ツヴィリング公式サイト
ストウブ鍋の小さいサイズ、大きいサイズはIHで使えないことがある

ストウブ鍋はIHに対応していますが、サイズによってはIHが使えないことがあります。
ツヴィリングの公式楽天ショップにはこのように注意書きがあります。
※底面の直径が12cm未満または26cm以上のものは、IHが検知できず、 使用できないことがあります。
ツヴィリング公式楽天ショップ
IHのメーカーにもよりますが、一般的には12cm〜26cmの鍋に対応しているIHヒーターが多く、この範囲を外れるとIHがきちんと反応してくれなかったり十分に熱せられないことがあるので、購入の際にはきちんとご自宅のIHの対応サイズをチェックしておきましょう!

12cmと言ったら、小さめのミルクパンくらいのサイズね!
ここでは主要なメーカーの対応サイズを載せておきます。
使える使えないは「鍋底のサイズ」で確認を!
IHで使えるか使えないかは、「鍋底のサイズ」を確認しましょう!
ストウブ鍋を選ぶときに「ピコココットラウンド22cm」など、サイズ記載を見て選ぶと思いますが、販売店(サイト)で記載されているこのサイズは縁(フチ)の内側の直径のサイズです。

ストウブ鍋は縁(フチ)よりも鍋底の直径が小さいので、IHで使えるかどうか確認するときには必ず鍋底のサイズを確認してくださいね!
▼ピコココットラウンドとオーバルのサイズ一覧はこちらの記事でまとめています
IHで使えない(可能性がある)ストウブ鍋のサイズ
公式サイトでIHが使えない可能性があると書かれている「底面の直径が12cm未満または26cm以上」に当てはまるストウブ鍋をピックアップしてみました!
絶対に使えないというわけではありませんが、あくまで使えない可能性があるという認識は持っておいた方がよいでしょう。
また、鍋底が小さいサイズはありましたが、26cmより大きいサイズは家庭用のストウブ鍋では無かったので、あまり気にしなくてもよいです。

30cmのストウブ鍋でも鍋底は25cmなので大丈夫ですよ♪
ピコ・ココット ラウンド

10cmのストウブ鍋のサイズ感/楽天市場
表記サイズ(フチ直径) | 鍋底サイズ |
---|---|
10cm | 7.5cm |
12cm | 10cm |
14cm | 11cm |
表記サイズ10cmのストウブはスイーツやバーニャカウダソースを入れるくらいの小さなココットです。あまりIHで使うことはないように思いますが、鍋底サイズが7.5cmとかなり小さいのでIHでは使えません。
おかず用として検討するのは14cm〜ですが、14cmの口コミでは「IHで使えなかった」というコメントは無かったのでギリギリ使えるサイズということが考えられます。
ピコ・ココット オーバル

11cmのストウブ鍋のサイズ感/楽天市場
表記サイズ(フチ直径) | 鍋底サイズ |
---|---|
11cm | 10cm |
オーバルの11cmもスイーツなどに使われる小さなココットです。こちらも鍋底サイズが小さいのでIHが反応しない可能性が高いです。
ラ・ココット de GOHAN
表記サイズ | 鍋底サイズ |
---|---|
S(1合炊き) 12 cm | 8.8 cm |
M(2合炊き) 16cm | 10.9 cm |
ラ・ココット de GOHANのMサイズ(16cm)はIHの推奨サイズである直径12cmを下回りますが、使えなかったという口コミは見られませんでした。
一方、Sサイズ(12cm)は「使えた」という口コミも「使えなかった」という口コミもどちらも見られたので、購入の際には注意が必要です。
IHで小さいストウブ鍋を使う方法はあるのか?
買ってみたものの、IHが感知しなかった!という場合、小さいストウブ鍋をIHで使う方法があるのか調査してみました。
※使えるという保証はありません。試される場合は自己責任でお願いします。
【方法1】鍋を2つ並べて使う
これは調べてみて一番多い方法でした!鍋が小さいなら、横に2つ並べて大きくしてしまえ!ということですね。
この方法で使えた!という口コミも使えなかった!という口コミもあったので、実際にやってみないとわからなさそうですね。。。
【方法2】3口コンロは後ろの小さなIHを使う
3口コンロ限定にはなってしまいますが、後ろのコンロはIHのリングが小さめです。特にラ・ココット de GOHAN S 12 cm(鍋底8.8cm)などキワどい大きさのストウブ鍋なら、後ろのIHで試してみるのが良さそうです。
【方法3】ヒートコンダクターを使う
ヒートコンダクターとは、IHコンロの上に敷くことで熱を伝え拡散してくれるステンレスプレートです。IH非対応の鍋やアルミのフライパンをIHで調理可能にしてくれる道具ですが、鍋底が小さい鍋やモカポットにも使えるそうです。(参考:https://realizacezahrad.info/?p=163)
ヒートコンダクターにもサイズがあり、推奨鍋底サイズが指定されているので、鍋底サイズに合ったものを選ぶ必要があります。

実際に私が試したわけではないのでこれで使えた!とは言えないですが、最終手段として考えてみてもよさそう!

【番外編】ガスカセットコンロを使う
IHで使う方法からは逸れますが…。
ラ・ココット de GOHAN S 12 cm(鍋底8.8cm)でよく見た口コミです。カセットコンロで炊けば使える上にガス火でさらに美味しく炊ける、と一石二鳥のようです。
絶対IHで使う!と躍起になるよりもたまにはガスコンロにしてみると案外いいかも?
そもそも小さいストウブ鍋がIHで使えないのはなぜ?
そもそも、どうして小さいストウブ鍋はIHで使えないのでしょうか。
それは、IHコンロの中に入ってるコイルの大きさと安全装置の2つが関係します。
IHコンロはプレートの下にコイルが入っていて、コイルに電気を流すことで磁力が発生し、その結果渦電流が発生します。それにより鍋の底に電気が流れ、鍋が発熱するという仕組みになっています。

難しい仕組みなのであまり深く考えなくても大丈夫!
一つ目の原因として、このコイルからの電流の伝わりが、推奨サイズを下回る鍋底サイズだとうまくいかないことで、十分に熱せられなくなってしまうのです。
二つ目の原因として、IHコンロには安全装置がついているものが多く、鍋がコンロに乗っていない状態で加熱ボタンを押してもエラーで反応しないようになっています。小さい鍋だと「コンロの上に鍋が乗っていないぞ!」と安全装置が作動してIHが反応しない、となってしまうのです。
仮に反応したとしても、加熱不足ではせっかく買ったストウブ鍋の良さが活かせないので、IHコンロの推奨鍋底サイズはきちんとチェックしておきたいですね!
【まとめ】ストウブ鍋をIHで使うなら表記サイズ18cm以上を選ぼう!

ストウブ鍋はIHコンロに対応している素材の鍋です。
しかしながら鍋底の直径が11cm以下の鍋についてはIHで使えないことがあるので注意が必要です。
直径11cm以下のストウブ鍋は1人用のスープやグラタンなどを入れる小さなココットなので、オーブンやトースターで使用することを検討しましょう。
IHで調理するためには、表記サイズ(フチのサイズ)が18cm以上のココットを選べば問題ありません。
ストウブ鍋はそのままテーブルに出せるオシャレな鍋ですから、小さな鍋も揃えたくなりますよね!小さな鍋はIHで使わないことを前提に、オーブンやグリル、トースターなどで調理を楽しむのはいかがでしょうか♪
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